若い時は自分の足で道を切り開いてる感覚があるから、自分の足で進んでいるからこそ、自分で人生を終えようとするのかも。
ここまで歳をとると悟り始めるのは。
時々ムービングウォークに乗せられていて、勝手に壁にぶつけられて、後ろから来た人が怪力でその壁を壊してくれるんだけど、私の上にガレキが積もって、もう息もできないんだけど、ムービングウォークは止まらない。そうこうしてるうちに、季節が変わって風が吹いてきたりしてガレキが風化したり飛んでいったりして、気づけばまた普通に歩けている。
人生ってそんなもの。
若いうちは気づかないかもしれないけど、人生ってそんなもの。
ガレキが降ってくるけど、そんな時は、
「きたー!ガレキ降ってきたー!」って電車男のナレーションみたいな声を出せばいいから。古すぎるか。
だから辛い時は、自分の足で進む感覚を一回やめて、ムービングウォークに乗ってる感覚で毎日を過ごしてみて。