こどもがまだ小さかった時。
コップの水をずっと入れ替えてて、いつまでしてるんだろう、どこまでビショビショにするんだろう、と静観していて。
主人が怒らないのか?と私に怒ってきたので。
今、実験中だから。
と。
もう既にビショビショ。もう既に始まってしまった。止めたところでまたするだろう。それなら、納得するまで実験させて、結果がでるまで見ない振りした方が、よっぽどいい。自分のストレスをためないために。
気がつけば、ソファにスタンプを押しまくっていた。本革。
バンクシーかな。我が家をロンドンの街角だと思ったのかな。何を訴えてるのかな。
とりあえず、これが将来、100万円になるかもしれない。
と、いろんな角度で写真を撮っておいた。
保存するか、消してしまうか。
悩んだ末、次の作品が生まれるかもしれない期待を持って、一生懸命拭いて消したよ。
寝ている時、殴る蹴るの暴行を受ける、笑。
自転しながら公転する、こども。
将来は天文学者かな。
こどもが地球なら、私は金星?じゃあ私はどう回ればいいんだ?どう動けば、子どもとぶつからない?
大人になったら、教えてもらおう。
そんな時もあれば、
ウィトルウィウス的人体図を体現して寝ている時もある。いつかモデュロールを導き出すかもね。
と、邪魔しないように端っこで寝たよ。
小さい頃の方が、夢をみれる。
いろんな可能性を想像して、
ボールを蹴っただけで、サッカー選手じゃないか?って。
イギリスよりは、イタリアに住んでみたいな。とか。
ボールを投げただけで、野球選手じゃないか?って。
アメリカならやっぱりニューヨークがいい!とか。
勝手に住む場所を夢見たり。
子どもの可能性を信じる。