何時間も電車を見る息子につきあう親。
何時間もおままごとにつきあう親。
正直言って、20分もたてば、大人は飽きてしまって。
片手間になってしまう。
そんな時、これはデートなんだ、と思えば、
彼氏と何時間も電車をみて、ただそばにいるだけで幸せって思ってた、あの感覚を使えば、乗り越えられる。
彼女と何時間も将来の妄想をして、ただ一緒にいるだけで、ドキドキしてたあの感覚を使えば、乗り越えられる。
そう気持ちを切り替えると、子どもの遊びにつきあうことができるようになった。
子どもとデート。
子どもとの時間を乗り越えるための、魔法の言葉。
自分の命に代えてでも、守りたい、本当に大切なものだし、
大好きで、ずーっと一緒にいたい!って思うんだけど。
さすがに、趣味も嗜好も違うし。
私は抹茶のかき氷が食べたいけど、子どもはイチゴ味だし。
私はコーヒーを飲みたいけど、子どもはオレンジジュースだし。
二つ買う予算はない、二つ買うほど食べたいわけでもない、
そんな時、譲ってしまう。
そんな時、デートなんだ、と思えば、仕方ないって思える。
次のデートでは私の好きなもの!って思ってたら、
やっぱりオレンジジュースになって。
オレンジジュースは甘くて好きじゃないの。
でも、まだ付き合い始めで、それが伝えられない、ものどかしい距離間の彼氏だと思えば、なんか乗り越えられる。
本当は、抹茶のかき氷がいいし、コーヒーが飲みたいし、ちょっとアルコールの効いたケーキが好き。